スタッフが安定して売上を伸ばす美容会議！
2018.02.23
スタッフが辞めていく原因にこの会議らしき束縛が
あるのをご存知ですか？
会議らしきというのは営業時間外の
束縛と言う意味です。
定例の月1回くらいならスタッフも
協力してくれるでしょうが、毎度毎度では
まちがいなくやる気はなくなります！
これが営業時間内であればまた話は別ですが
営業が終わってからか始まる前、または休日に・・・なんてなると最悪です。
なぜ最悪なのか？
それは、疲れるからです！
たとえば営業時間前の朝だとします。
これから大切なお客様をお迎えするスタッフに
笑顔が出なくなるようなお話を、わざわざ朝早く
呼び出してするのは、かえってマイナスです。
それでは営業時間が終わってからは？
今日一日の営業でもうクタクタのはず。
ぜんぜん疲れてませ～ん、元気一杯だとしたら
そのスタッフはお客様に気を使うわけでもなく
テキパキテキパキ動くわけでもなく
きっとサボっていたかもしれないですね（笑）
普通は疲れているはずです（笑）
技術職で接客業となれば、フル回転で忙しければ忙しい程
最後のお客様がお帰りになる頃にはぐったり疲れてます。
それからミーティングですか？
もう集中力もないですよーー。
わかっていても私たち経営者がやってしまうのが報告
の徹底だったり責任者に直接話を聞いて現状を把握
しようとしたり、叱りつけたりすることです。
先生のお店ではそんなことはないですか？
経営の立場からみると
とにかくお客様優先。
たとえ営業時間中に予約の余裕があり
スタッフが空いていたとしても
大事な営業時間を潰して会議をするなんてとんでもない！
そんな時間があれば、集客のお電話したり
休眠客の掘り起こしをしたり、少しでも予約を埋めたくなるものです。
大事な営業時間を会議やミーティングで潰すなんて
とんでもない、か勿体ないか
そのどちらかなんでしょうが
もしも、そう考えてしまうとしたら
時間外で行う会議もミーティングも
たいして必要がないということになりますね。
どうしてもこれを伝えたい！
熱く語りたい！
想いを伝えたい！
売上低迷で気合を入れたい！
どうしても伝える必要があることなら
その時間の予約は全てお断りして
「営業時間内に話す」
それほどの価値があることなのかどうなのか？
自分に確認してみるといいですね。
予約を断ってまでできない‥。
もし、そうならそのミーティングはたいして意味もなく
お店の責任者やスタッフは苦痛を感じているかも
しれませんね。
そのミーティングが良い方に影響しているとしたら
何かの変化が表れてくるはずです。
スタッフ全員がやる気を出してくれて
盛り上がるのはいいことですが
それが月商の数字に表れてなければ
方法を変えてみた方がいいかもしれませんね。
それでは解決方法です。
わたしのサロンでは営業時間が終わったらすみやかに直ぐ帰る。
技術の練習は復習や見直しの場合は朝の1時間
初めての技術取得の場合は営業時間中に予約をカットして取り組みます。
会議は月初めに1回だけ。
この会議は通常時間より1時間早出をして、通常予約はもちろん夕方までカットです。
その他にミーティングや役職会議など一切しません。
それではどうやってスタッフ教育をしているのか？
それが毎朝の美容会議です。
営業時間が12時～スタートしますので
その前の１１：３０～30分間
毎日美容会議をします。
サロンですので予約制になっていますから
当日に来店予定のお客様がすべてわかります。
そのお客様のカルテを担当者が確認しながら
その日のコース内容の確認から注意事項。
そしてアドバイスの確認とご提案する内容の確認です。
申し送りみたいなものですね。
この時間がスタッフの教育にとても役立っています。
色々なお客様のお悩みに合わせて
スタッフ自身も勉強しながらアドバイスの方法を全員で共有できるからです。
まったくの未経験からのスタートでも
10年以上のベテランでも
毎日、毎日、お客様の情報やアドバイスの具体的な方法を聞くだけで
スタッフが知識をインプットできますので
あとは一人一人のスタッフがその日担当するお客様を通して直ぐにアウトプットしていけるからです。
頭で勉強することも大事ですが
実際に体で覚えた方が何でも早く取得できます。
そのうち先生がサロンに不在でも
スタッフが自分で考えて行動が出来るようになる！
この美容会議にはそんなメリットがあるんですね。
お客様のことだけにとらわれず
社会現象や芸能人の噂話
時々政治の話をしてみたりすることもあります。
この30分がなければ、大事な事も伝える機会がなくなるわけで
そうなるとミーティングや会議だと
スタッフの時間も自分の時間も束縛されることになり
お互いに（笑）辞めたくなる原因の一つになるかもしれません。
