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【サロン独立】3年で90%が閉店するってご存知ですか?

2018.03.29

理想のお店をつくりたい・・・! そう決意して独立しませんでしたか?エステティシャンから独立開業を目指す場合、サロンの中でも頼りにされていたり、お客様の指名が多かったりしてそこそこの売上も持っていたエステティシャンが多いですよね。

経営者になったら雇われて働いていた以上に頑張るから売り上げももっと良くなる・・・これは嘘です。

雇われて働いていたときと独立したときとの違いは何でしょうか?自分のお店をもったら好きな事ができて自由にできる。そして自分のお店なんだから今まで以上に頑張れる!お休みだって返上して働くことも厭わない。よ~しがんばるぞーーー!


そのまま上手くいったサロンもあるのでしょうが、だいたいは大きな壁にぶちあたり2~3年で閉店になるか頑張って7~8年ってとこでしょうか?

残念ながらエステサロンの閉店率はかなり高いのが実情です。オープンしたての頃は無我夢中で何も考えられないかもしれませんが、1年も経った頃には先行きも見えてきて思ったようにいかない場合は目の前が真っ暗になりますよね。

どうしたらいいのかわからない‥。

誰にも相談できなくて一人で悩んでいませんか?

雇われていた時に上手くいっていたのに独立したら失敗する理由は3つあります。

①雑務が多い ②お客様だけに集中できない③新規集客ができない

①雑務が多い

独立してまず驚くのが雑務の多さです。例えばボールペン一本ノートひとつ、ハサミ1本にしてもあって当たり前でしたよね。もし使いたい時にペンがなかったとしたら何でペンがないの?ぺんがなかったら仕事にならないよ!って怒りませんか?お客様が来て施術に入るのにオイルがなかったら困りますよね。


それは誰かが用意してくれていたわけですよね。サロンで誰かが買いに行ったかもしれませんがそのお金は会社が用意してくれていたから買えたのです。でも独立してからは誰も用意してくれないんですね。あたりまえですけど(笑)自分で揃えてあげないといけません。そうすると雇われてる時には気付かなかった、こんなことあんなこといろんなことが全部先生ひとりの肩にかかってくるわけです。


そこにギャップが出てきます。雇われてる時はお客様との対応や技術、接客、カルテ記入、DM、電話、SNS、メールの返信など雑務もあったかもしれません。でも独立すると全て自分でやって自分で決めなきゃいけないわけです。商品の管理からお客様のこと、経理はもちろん全て自分でやらないといけないわけですね


雇われていた時と同じことを独立しても同じようにやればいいんだと思って自信満々で独立した先生もいるかもしれません。ところがですね同じことをしていても雇われの身と雇う側では責任の重さは天と地程の差があります。雇われている時にはそのことに気づかないんですね。当たり前ですよね、経営者になるのも初めてだから‥。経営者になってみて初めてわかることが責任の重さです。 そのプレッシャーと日々のこまごましたサロンワークの中で本当にやらなきゃいけないこととやらなくてもいいことの区別がつかなくなってしまうのです。

②お客様だけに集中できない

これは集中力の問題で。お客様のお手入れに入りながら今までは考えなくてもよかったようなサロンの中のいろんなことが頭をよぎりませんか?これは大丈夫だったかな・・。あれはどうかな?どうだったかな?このお客さま終わったらあの業務をしないといけないなーなどなど

色々考えることが多すぎてお客様に集中できないのです。勘違いするのが独立して自分のお店を持てば今まで以上に頑張るから売上も上がるだろうと思って失敗するケースです。


エステティシャンの時に先生の売り上げが300万円だったとします。独立して一人サロンで300万円の売上なら黒字経営です。ところが必ずと言っていいほど売り上げは下がります。この原因が集中力の欠如なのです。雇われていた時は 売上が良くても悪くても、サロンの経営状態が良くても悪くてもお給料は保証されます。つまり安定して仕事ができる環境で当たり前のようにお給料をもらって当たり前のようにそれが当然だと思っていませんでしたか?

誰だってそう思います(笑)それが経営者になると業績が悪くてもお給料を払う立場に変わります。一人サロンでも同じです。家賃、光熱費、生活費と給料がなければ生きていけません。どこかで工面してこないといけないわけです。 たとえば雇われてた時には業者の方との打ち合わせは、大体経営者サイドが行います。サロンワークではお客様中心のワークが組まれていたのではないかと思います。だから集中できたんですね。

それが経営者になると全て自分でやらなきゃいけないわけです。これが思いのほか集中できない原因でお客様に集中した技術やカウンセリングができなくなれば当然売上は上がりません。売上が上がらなければサロン経営も厳しいわけです。そうすると追い込まれていくわけですねこれも集中できない原因です。そんな状態でお客様と楽しく接客ができるはずがありません。気持ちだけ頑張るつもりでもその気持ちさえも不安だらけで落ち着いて仕事ができなくなってしまいます。

③新規集客ができない


これが一番の問題でしょう。

最初のうちは知人、友人、が来てくれるかもしれませんが1年もたつ頃には閑古鳥。そこから半年も頑張ればいいところで頑張ったからと言って状況がかわることもないのです。

エステティシャンで雇われていた時にマーケティングのことを勉強する機会はほとんどありません。せいぜいチラシを配ったり、サロンのブログを書いたり、SNSでサロン情報を発信するくらいだと思います。

お客様は勝手に来てくれる・・・とそう思っているんですね。というよりはなぜお客様がきているのかを考える機会も必要もなかったはずです。エステティシャンのお仕事は会社で集客したお客様の継続をいかに取れるか!ここにフォーカスする業務だけなのです。

経営者になるとそんなわけにはいきません。

自分で集客方法を考えて新規のお客様を実際に集めないと運営できません。「こんなはずじゃなかった」の一番の原因でもあります。

 

経営者になって雇われていた時以上に頑張って売上を上げる方法は2つ

1⃣ 毎日のやる業務を紙に書いて整理する

一人サロンの場合や小人数でサロンを運営する場合、頭の中で考えながら仕事を進めがちです。これをやっていたけど、こっちも気になってきて、気がついたら全然違う事やっていたり、あっちもこっちもやりたいけど、それよりお客様の予約がないから、憂鬱で不安で気分がもり下がって何もできない‥とか。たとえ一人も予約が入ってなくても1日の業務の順番をきめて(何時まで手紙、何時まで掃除、万何時まで電話かけ)その通りに動くか、不安で一杯の時は何が不安なのか例えば→お客様がこない→お客様がこないとなぜ不安?→収入がない→家賃が払えない→家賃が払えないとなぜ不安?→お店を閉めないといけない

こんな感じで何でもいいので、自分が悩んでいることや困っていることを空想するのではなく髪に書き出していく

これはただ漠然と不安感を抱えているよりも自分が何を恐れているのかが明確になるので紙に書き出すのは是非やってみて下さい。

2⃣ 新規集客に全力を傾ける

まだオープンして日が浅いサロンに絶対必要なのが新規集客です。集客できなければ先はありません。最初はお金をかけないで集客できる方法だけに絞ります。マーケティングに自信がなければ、手作りのチラシのポスティングと掲載無料クーポンの集客がオススメです。

お客様が多くないのであれば、まずは集めることです。わたしのサロンでは今でもチラシをご近所にポスティング2000部を毎月やっています。来店人数は少ないですが継続率は60%~70%、3か月以内のLTVは100%、平均契約単価はかなり高額です。

無料クーポンは敬遠するサロンも多いですが、上手く利用するとこんな優良集客はありません。元手がかからないのは魅力です。クーポン客は安い金額でいいお客はいない‥と嘆いているサロンも多いようですが、現在の契約率は50%~60%、平均契約単価は22万~25万です。

とにかくオープン後はなお更ですがサロンのお客様をお金をかけないで増やす。まずは100人の会員様をつくることを目標に増やしていくといいですね。

色々な業務があると思いますが軌道にのるまでは、新規集客に全力投球するべきです。クーポンの有効期間はだいたい3ヵ月ですので3ヵ月で新規を増やし3ヵ月で会員様を安定させる。それを繰り返して100人の顧客(一人サロンの場合)が集まったところでマーケティングを本格的にはじめるのがいいですね。

もしも先生のサロンが伸び悩んでいるのなら1⃣2⃣を頑張ってみて下さいね。エステサロンのお仕事は未病のうちにメンテナンスをしたりいつまでも若く健康で楽しく生活が送れるためにお役に立てる素晴らしいお仕事です。

お客様もサロンも一緒に笑顔になりたいですね

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