無意識にやっている!売上低迷の原因は〇〇です!
2018.04.11
昔とった杵柄(むかしとったきねづか)ということわざがあります。若い頃に身につけた技量や腕前、技術、技が長い年月を経て今でも発揮されるということです。一度体で覚えたことは何があっても忘れない‥ともいえます。マッサージなんかでも最初の手技がはじまると頭で手順を追わなくても勝手に身体が動き始めます。では経営はどうでしょうか?
いつもと同じ様に同じことをやっているのに結果が出ない時があります。
やり方が古いのでは?お客様が飽きているのでは?それもあるかもしれませんが原因はそんなことではないのです。では何が原因なのでしょうか?
慣れ・・・です。
これは経営者はもちろん従業員も気をつけないといけない落とし穴と言えるでしょう。
接客業の場合は対面営業ですが、技術、商品、どちらにしても毎日毎回同じことを繰り返して言い続けるか、同じ技術を行うかの連続です。
最初は緊張感でいっぱいだったのがだんだんと慣れてきます。余裕が出てくるんですね。
最初は目の前の技術、商品のことをお伝えしたりお手入れをするだけで精一杯だったのが数をこなしていくと考え事をしながらでもこなせる様になってきます。
売上が低迷している店舗にかぎって多いのが集中力の欠如なのです(笑)今日の夜ご飯何食べようかな・・・。雨降りそうだけど洗濯もの入れたっけ?またはただボ~としながらお手入れをこなすだけ・・・とか。
そんな状態で何かをご提案しても「聞く耳もちません」
飽きるのはお客様ではなくて自分自身です。
たとえば新規客の場合は、初めてのお店ではじめて会う人で全てがはじめてづくしで実はとっても新鮮なのです。期待半分不安半分というところでしょうか。
そこで、お店の対応が慣れ切った雰囲気や態度だとしたらオススメしたい商品がどんなに素晴らしい物でも魅力は半減です。
ところがやっている方はわからないんですよね~これが。
慣れってこわいですよね~!
自分では一生懸命やってるつもりでも、なんだかお客様の反応が悪かったり成績が思うように上がらなくなってきたときはお客様に原因があるのではなく、自分自身のマンネリ化かもしれないですよ!
自分は毎日同じことをやっていても、お客様ははじめてなのです!
お一人ひとりに向き合って集中したお仕事をすれば、同じこと言っていても新しい発見があったりして必ず上手くいきます。
長く同じパターンのお仕事をしていると、新鮮味がなくなって集中力にかけてきます。集中力がなくなっても仕事はこなせるからです。
そんな時は
初心の時を思い出すのが一番早いです。1日のなかでも集中している時もあれば気持ちが散漫していたり・・・と波がありますよね。
新規の場合は苦手なお客様の対応は気分も暗くなったり、良いお客様じゃないな・・と勝手に判断して雑な対応になってしまったり・・となりがちです。
でも、よ~く考えてみて下さい。
そんな良くないと思う新規だとしても、呼んだのは誰ですか?勝手に見つけて予約が入った訳ではなく、お店が案内したお試し価格の何かをご覧になったから来店されているのです。
仮に、とんでもない新規だったとしても
自分で呼んでおいて、「嫌な客だわ」と決めつけて雑な対応をするのは愚の骨頂です。
気持ちはよーーーーーーーくわかります。誰だっていいお客様にたくさん来てほしいですし良いお客様以外は立ち入り禁止くらいしたいところです(笑)わたしもそう思っています。
嫌だということは、思い通りのお客さまじゃなかったから嫌なのですよね。でもオープンした頃はどうでした?どんなお客様にでも一生懸命対応しませんでしたか?
成績が上がらないなぁ~とか最近調子が悪いなぁ~と思った時はそんな来てほしくないお客様への対応と同じことをしている場合が多いのです。まさかそんなことは・・と気づかずに無意識で・・・。これが慣れです。マンネリ化です。
たとえ苦手でも嫌いでも、思いこまないで
大切な人をお迎えしていると思って接客してみて下さい。
苦手だと思っていたお客様が大好きなお客様に変わったりしますよ、きっと!
では
良いお客様ってどんなお客様でしょうか?
サロンのコンセプトを受け入れて購入してくれる方です。
お試し価格1980円で新規集客を出したとします。安いから来ただけの人もいれば値段よりも他の何かに惹かれたか、値段と他の何かと両方に惹かれたか、どこかに魅力を感じで予約を入れます。
その時にサロンは何を得意としていて、どんな目的でお試し価格1980円をだしたのか!
きちんとお伝えできていますか?
中にはとにかく安い値段の1980円だから来た・・という人も多いでしょう。1回だけ1980円で受けたい、次も1980円なら通いたい・・みたいな人もいるかもしれません。
そんな時にダメなお客・・・と決めつけてると永遠に売上アップは望めません。
それは先ほども書きましたけど自分で呼んでいるからなのです。お客様が勝手に来たのではなくて1980円で受けられると書いてあるから、それを信用して予約を入れてわざわざ足を運んで来てくれたのです。
1980円で永遠に施術をするのが嫌であれば、次の継続をする気がないと言われるのが嫌であればもっと値段を上げるべきですし、1980円でお試しを出し続けるならば、きちんとコンセプトをお伝えすることです。
上手く伝えられてない‥と思ったら
カウンセリング力を磨いてから宣伝広告を出すことをオススメします。
それではまた~