「驚愕」コンチクショー連発でも繁盛してるお店に学ぶこと!
2018.05.11
飲食店でそこのお店の人が「コンチクショー」「クソ」って連発してたとしたら(お客様が入る場所で聞こえるようにです…)そんな店は絶対流行らない~!そう思いませんか?
わたしは、そう思ってたんですが、とんでもない勘違いでした!
先日とある焼き鳥屋さんに行った時のお話です。
そのお店は2回目の利用で2名でカウンター席に座りました。美容室の帰りだったんですけど、どこで食事するかは決めてませんでしたので
「どこで食べる~」とお店を探しながら歩いてた時に
発見。
いつも混雑してるその焼き鳥屋さんが、めずらしく空いているではないですか!
あっ、座れる!
ここ美味しかったよね~!
はいはい、美味しかった美味しかった!ラッキーーー。
ここにしましよーー!
ということになり入店。
店内はカウンター席に10名位とボックス席が2席程のこじんまりしたお店ですが、ガラス張りの外から見える店内はいつも賑わっていて好印象の炉端の焼き鳥屋さんです。
一通り注文を済ませてお喋りしてる間に
店内はスグ満席。
焼き鳥を焼くにおいと僅かに立ち込める煙につられて
「早く食べたい~」
期待感で二人とも待ちきれないほどお腹がすいていました。そして注文した焼き鳥に野菜焼きなんかも焼き上がりパクリとかぶりつき(笑)
実はわたし鶏肉はほとんど食べないんです。
それが前回来た時に「ここの焼き鳥は食べられる」と思ったお店なんですが、お料理が進んでお友達のビールが2杯目に突入したころに
「あーーーー!そうだった~」
「忘れてた~」
ハッキリ思い出しました。
友人もっ忘れてたみたいで、その瞬間
ふたり同時に思い出しちゃったんです…。
(前回も同じ友人です)
なな、なんと
この焼き鳥屋さんで体験した出来事は、常識をこえていました。
店内が混んでくるとオーダーもひっきりなしで、カウンターの中央にある炉端で一心不乱に焼いているのはたった一人。
一人の男性が全ての焼き物の注文をセッセセッセと焼いている、その時
コンチクショー!!
クソ―!!
チッ!! クソタレがー!
聞こえてきました~😅
まさか
お客様に面と向かって暴言を吐いているわけではないですが、大声ではなく
かといってボソボソでもない
すこ~し聞こえるくらいのハッキリした声で、ぼやくんです🙀
ビールのおかわりをしようとして手を挙げかけた友人は固まり、思わず二人で顔を見合わせてしまいました。
大声じゃないところがミソでワイワイガヤガヤの中に紛れてかき消されるようで消されない微妙なあんばいのボヤキが絶妙。
他のお客様も気がついてるけど気がつかない振りをしてスルーしている感じです。
私たちも気にしない素振りで二人の会話に花を咲かせて楽しんでましたけど、カウンター席で目の前で焼いている・・・。
どうしても視界と耳に聞こえてくるボヤキ!
それにしてもビックリしました。
お客様に直接の暴言じゃないですが、オーダーが入る度に
コンチクショー! クソ! チッ! クソタレが!
眉間にシワよせてボヤいてるんですからね。
日本のサービスでこんな態度のお店があることにビックリですが、それなのにいつも満席で流行ってる事実。
そして、そんなことを忘れて2回目の利用をした自分にもビックリです。
いよいよ店内が混み混みの満席になり、フロアのスタッフから焼き鳥のオーダーが入り度に勢いは加速!コンチクショー、クソッ、クソガ!と連発。
本人は聞こえないようにボヤいてるんでしょうがダダ漏れ。
周りの騒音に紛れて聞こえない時も眉間にシワよせて睨みつけてる風貌の人が焼いた焼き鳥なんて食べたくないと思うのに、不思議なことにカウンターのお客様達は見て見ぬ振りをしてあげてる様子。
そういう私たちもそこだけカットして楽しんでる!
普通は気分悪いし二度と行かない・・となりますよね。
じゃあ二度と行かないんですか?と聞かれたら、それが微妙〜なんです。
微妙〜って、そんなとこに行くの?! って思いませんか?
あの、いえ
わざわざ好んで行くことはないと思います(笑)
誰かに値段が手頃で美味しい焼鳥に連れてって〜と頼まれたら、まさしくドンピシャのお店なんですけど、躊躇します。
でも他にいいお店が思いつかなかったら
こう前置きして行くかもしれません。
『焼いてる人がちょっと変だけど気にしなければ平気』
事情を説明して行くかもしれない・・・そう思ったのです。
考えてみるとあり得ない出来事です。
飲食でもどうすれば店内を満席にできるのか?どうすれば、もっとお客さん呼べるのか?お料理は?接客は?サービスは?と試行錯誤して努力している中でスタッフの接客は真っ先に目につくところです。
リピーターを作る要のスタッフの接客がコンチクショー、クソッタレ、ですからね。
あんなに感じ悪いのに流行ってる・・・。
いや、もしかしたら接客がよかったら行列ができるほどの炉端焼鳥店になってるかもしれないですね。
残念なお店です・・・。
『そんな接客でも利用する理由』
1、店全体の接客ではなく一人だけがやっていて浮いている
そのお店は焼き物の注文を一人で仕切って焼いていて他のスタッフとの関わりが見えないので雰囲気の悪さは炉端の空間だけで一人芝居の様子。
2、料理が美味しい
特に大きくてふっくらした椎茸の肉詰はまた食べたい。焼鳥より肉詰めの記憶が強い
3、場所がいい
大通りから1本入った道で仕事帰りの人が多く通るのと駅近でもあり職場の近くで利用しやすい
4、路面店で入りやすい
店内がガラスですぐ見える作りでお店を探していてタイミングがいいと入りやすい。このお店が2階以上の中が見えない場所だとしたら、満席かもしれないのに階段やエレベーターに乗ってまでコンチクショーを聞きに行きたくない。
場所と店の作りと料理に救われたお店ですね。
普通なら二度といかないでしょうね。
飲食店に一番期待することは何でしょうね?
場所や雰囲気、値段、サービス、料理といろいろですが利用する目的にもよりますよね。
私の場合はお酒はほとんど飲まないので第一優先は『美味しいかどうか』ですね!
どんなに接客がよくても味が不味ければ
行きたくないし・・・。
かといってコンチクショーの焼き鳥屋さんみたいなお店は美味しくても二の足踏むし。
あっ!
あとは量も気になります。
お料理は美味しかったけど何となく満足感を得られないお店ってあるんですよね
イタリアン系に多いんですが
これは量の少なさですね。
小腹の足しに少し食べたい時はかえって好都合ですけど普通にランチやディナーで利用する時は量が少ないと物足りない・・というか幸福感が薄れる・・というか(笑)ご飯の二次会に行きたい気分になるのです。
皆さんはどうですか〜?
最後に一つ思ったことがあります。
これは経営者の立場での想像ですけど
今日の主役の焼き鳥を焼いてる男性ですが、きっと仕事ができる人ではないでしょうか?
そして経営者は現場にいない。
現場にいなければ店内の様子はわかりません。他のスタッフから報告を受けることはあるんでしょうが現場にいなければ最優先でチェックするのは数字です。
あの焼き物を一人でこなしているわけですから経営者にとっては頼りになる存在なんでしょうね。2、3人の仕事を一人でやってるんですから『仕事ができる職人』として重宝してるのかもしれませんね。
もしもそうだとしたら
完璧な依存型経営。
経営者さんはコンチクショーさんに頭が上がらない。
だから注意もできない。
ということは・・・?
あのお店はこれからもコンチクショーが続く・・・。
やっぱり二度と行きません!
他にも美味しいお店はありますからね(笑)
スタッフが続かない、すぐ辞めてしまう・・・とお悩みの店舗経営者の方はスタッフの中で周りの雰囲気を悪くする先輩がいるのかもしれな!と気を配った方がいいかもしれないですよ。